競馬でよく耳にする「ワイド流し」という買い方。聞いたことはあるけれど、具体的にどんな意味なのか、どうやって買うのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。
ワイド流しとは、1頭の軸馬を中心に複数の相手に馬券を流す購入方法のことです。比較的当たりやすく、初心者にも挑戦しやすい券種として人気があります。しかし、買い方を誤ると「思ったより儲からない」などの失敗も起こりがちです。
この記事では、ワイド流しの基本から買い方、点数計算、そしてどんなレースで活用すれば効果的なのかまでを、順を追ってわかりやすく解説します。初めて馬券を買う方でも、読み終えるころには自信を持って実践できるようになります。
ワイド流しとは?意味・基礎と買い方の全体像
まず、「ワイド流し」とは何を指すのでしょうか。競馬では、さまざまな馬券の買い方がありますが、その中でも「ワイド」は当たりやすさと安定性のバランスが取れた券種として知られています。そして「流し」とは、1頭の軸馬を中心に複数の相手に馬券を広げる方法です。
ワイドの基本:当たり方と払戻の仕組み
ワイドとは、選んだ2頭が3着以内に入れば的中となる馬券です。例えば「3-7」という組み合わせを購入した場合、その2頭が1着・3着でも2着・3着でも当たりになります。つまり、順位の順番は関係なく、3着以内に入るかどうかがポイントです。
この特徴により、ワイドは「当てやすい券種」として人気があります。複勝よりも配当が高く、馬連よりもリスクが低いため、初心者でも比較的安心して挑戦できる買い方です。
「流し」買いの仕組みとワイド流しの定義
「流し」とは、1頭の馬(軸馬)を決め、その馬から複数の相手馬に組み合わせて馬券を購入する方法を指します。例えば、軸を3番にして相手を5・7・9番とした場合、「3-5」「3-7」「3-9」という3点を自動的に購入することになります。
この「軸から流す」仕組みをワイドに応用したのが「ワイド流し」です。軸が3着以内に入ることを前提に、相手馬のどれかが同時に入着すれば的中します。
ワイド流しのメリット・デメリット
メリットは、軸馬をしっかり選べば高い的中率が狙える点です。人気馬を軸にすれば安定したリターンが得られ、穴馬を軸にすれば高配当も期待できます。一方でデメリットは、相手を広げすぎると「トリガミ(当たっても損)」になりやすいことです。
そのため、ワイド流しでは「的中率と回収率のバランス」を意識することが大切です。買い目を絞り、軸の信頼度を高めることが勝負の鍵になります。
ボックス・フォーメーションとの違い
ボックス買いは、選んだ複数の馬のすべての組み合わせを購入する方法です。たとえば「3・5・7」をボックスにすると「3-5」「3-7」「5-7」の3通りになります。これに対して流しは、軸を1頭固定して相手に流すため、買い目数を減らせるのが特徴です。
また、フォーメーションは軸を2頭設定する買い方で、より柔軟に組み合わせを作ることができます。つまり、「ボックス=全組み合わせ」「流し=1軸」「フォーメーション=2軸」という関係になります。
・ワイド流し=1頭軸で複数相手に広げる買い方
・ボックスより点数を抑えやすい
・当てやすさとリターンのバランスが魅力
具体例:例えば「軸:5番」「相手:3・6・9」と設定した場合、3点購入となります。このうち、5番が3着以内かつ3番または6番または9番が3着以内であれば的中です。軸が崩れると全て外れになるため、軸選びが最重要です。
- ワイド流しは「軸馬」中心の買い方
- 当たりやすいが、買いすぎるとトリガミになりやすい
- ボックスやフォーメーションとの違いを理解することが大切
- 軸選びが勝負の分かれ目になる
ワイド流しの買い方ステップ(初心者向け手順)
ここでは、実際にワイド流しを購入するまでの流れを解説します。初めて馬券を買う方でも理解できるよう、軸選びからマークカードの記入方法まで順に見ていきましょう。
軸馬(1頭)の決め方と条件
まず決めるべきは「軸馬」です。軸は、安定して上位に入る可能性が高い馬を選ぶのが基本です。例えば過去3走で3着以内が多い馬や、同コースで好走実績のある馬などが候補になります。
一方で、オッズが低すぎる人気馬を軸にすると配当が下がるため、人気2〜4番手の馬を狙うとバランスが取りやすいでしょう。
相手馬の選び方:人気馬と穴馬のバランス
次に相手を選びます。ここでは「軸と組み合わせたときに利益が出るか」がポイントです。人気馬ばかりでは配当が低く、穴馬ばかりでは的中率が下がります。そのため、人気2頭+中穴1頭のような構成が現実的です。
また、同じ厩舎や騎手が多い場合は傾向が似るため、タイプの異なる馬を選ぶとリスク分散につながります。
マークカード/ネット投票での実際の操作
JRAのマークカードでは、「ワイド」欄に印をつけ、「軸番号」と「相手番号」を記入します。インターネット投票(即PATなど)でも同様で、馬券の種類をワイドに設定し、「流し」を選択して組み合わせを入力します。
初心者の場合、最初は3〜5点程度で練習してみるのがおすすめです。少ない点数でも当たる可能性を体感することで、買い方の感覚がつかめます。
買い目作成のチェックリスト
購入前には、次の3点を確認しましょう。
① 軸馬の信頼度(近走成績・展開の有利不利)
② 相手馬のタイプバランス(人気×穴の構成)
③ 予算と点数の整合性(買いすぎない)
これらを意識することで、無駄な買い目を減らし、より効率的な馬券購入ができます。
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 軸馬 | 安定した成績・得意条件で選ぶ |
| 相手馬 | 人気と穴をバランスよく |
| 点数 | 3〜5点が目安。買いすぎ注意 |
ミニQ&A:
Q1:軸馬を2頭選ぶことはできますか?
A:ワイド流しでは基本1頭ですが、「フォーメーション」で2頭軸を設定することも可能です。
Q2:人気馬を軸にしても儲かりますか?
A:配当は低くなりますが、複数的中が狙えるレースでは安定収支を狙えます。
- ワイド流しは軸選びが最重要
- 相手は人気馬と穴馬をバランスよく選ぶ
- 買い目は3〜5点が基本。練習感覚で試すのがおすすめ
- マークカードやネットでも「流し」設定で簡単に購入可能
点数と配当の考え方:計算・設計・トリガミ回避
ここでは、ワイド流しを買う際に避けて通れない「点数の計算」と「配当設計」について解説します。買い方の工夫次第で、的中率だけでなく回収率にも大きな差が出ます。特に「トリガミ(当たっても損)」を防ぐためには、事前の点数設計が欠かせません。
点数計算の基礎:組み合わせの数え方
ワイド流しの点数は、「軸馬×相手頭数」で求められます。たとえば、軸を1頭(5番)にして相手を3頭(2・6・9番)選ぶ場合、「5-2」「5-6」「5-9」の3点購入です。
相手を増やすと点数も増えますが、レースごとの組み合わせが多いほど資金も必要になります。そのため、軸馬の信頼度に応じて点数を調整するのがポイントです。
予算別の点数設計と目安
まずは、自分の投資金額を決めましょう。1点100円で買う場合、3点なら300円、5点なら500円です。初心者のうちは「1レース500〜800円以内」に収めるのがおすすめです。
例えば、軸1頭に相手4頭(計4点)なら400円。1,000円以内でも複数レースを楽しめるため、無理なく継続できます。
合成オッズでトリガミを避けるコツ
ワイドは複数当たることもあるため、オッズの組み合わせ次第では当たっても損をする「トリガミ」になることがあります。これを防ぐには、「合成オッズ」を目安にする方法が有効です。
合成オッズとは、すべての購入馬券を合わせたときの実質的な期待配当を示すものです。例えば、3点購入でオッズが4.0倍・6.0倍・8.0倍なら、合成オッズは約2.1倍。つまり、100円×3点=300円購入で、210円以上の回収があればトントンになります。
的中パターン(ダブル/トリプル)的中の理解
ワイドの面白さは、1レースで2つ以上的中する可能性があることです。例えば「5-7」「5-8」「7-8」を購入し、結果が1着7番・2着8番・3着5番なら3点すべて的中します。これを「トリプル的中」と呼びます。
的中数が増えると配当が積み重なり、思わぬ高配当になることもあります。ワイド流しはこの重なりを活かすことで、堅実かつ楽しみのある買い方になります。
① 相手頭数を増やしすぎない(4〜6頭が目安)
② 合成オッズを2倍以上に保つ
③ 的中数を想定しながら投資額を分散する
具体例:軸:3番、相手:5・7・9・10の4点流しで、オッズが「3-5=5.0倍」「3-7=6.0倍」「3-9=8.5倍」「3-10=12.0倍」とします。100円ずつ計400円購入した場合、2点的中なら回収額は約1,100円前後。利益が出る設計になっています。
- 点数は「軸×相手頭数」で計算する
- 予算に応じた点数設計で資金管理を行う
- 合成オッズでトリガミを防ぐ
- ダブル・トリプル的中を狙う戦略も有効
ケーススタディ:具体例で学ぶワイド流し
ここでは、実際のレースを想定した「ワイド流し」の組み立て方を紹介します。レースの条件や頭数によって最適な買い方が変わるため、複数のケースを比較して理解を深めましょう。
少頭数(9~10頭)での組み立て例
少頭数レースでは、上位人気馬が安定して走る傾向があります。そのため、軸は信頼できる人気馬を選び、相手に2〜3頭の中穴を組み合わせるのが基本です。
例:軸5番(人気2位)、相手3・6・7。購入点数3点。人気馬同士の組み合わせでも3.5〜5.0倍程度の配当が得られるため、堅実な回収が期待できます。
多頭数・ハンデ戦での組み立て例
多頭数やハンデ戦では、波乱が起こりやすく予想が難しくなります。この場合、軸を「安定感のある人気馬」にし、相手には「展開や馬場の利がある穴馬」を混ぜるのがポイントです。
例:軸8番(人気3位)、相手1・5・9・13。オッズ10倍前後の組み合わせも出るため、1点的中でも十分なリターンになります。
オッズ変動時の買い直し判断
レース直前になるとオッズが変動します。人気が集中しすぎて合成オッズが下がった場合は、買い目を減らすか、思い切って見送る判断も大切です。
特に、軸馬が直前で単勝1倍台になるようなケースでは、ワイドでも配当が大きく下がるため、無理に購入するより次のレースに資金を回す方が賢明です。
失敗例から学ぶ注意点
よくある失敗は、「軸の過信」「買いすぎ」「オッズ確認不足」の3つです。軸馬の信頼度を冷静に見極め、3〜5点の範囲で絞る意識を持ちましょう。
また、購入後にオッズが下がり、当たっても損をするケースもあります。必ず購入前に最新のオッズを確認する習慣をつけましょう。
・少頭数は人気馬中心に堅実に
・多頭数は穴馬を混ぜて高配当狙い
・オッズ変動を確認して柔軟に対応
具体例:10頭立ての芝1600m戦。軸4番(人気2位)、相手1・3・7・9。結果:1着3番、2着4番、3着9番。この場合「4-3」「4-9」の2点的中。オッズ6.0倍+8.5倍で合計回収1,450円。400円投資でも利益を出せます。
- レース条件に応じて買い方を変える
- オッズ変動時の見直しが重要
- 失敗例から自分の買い方を修正する
- 軸と相手のバランスを常に意識する
どんなレースで使う?レース選びと相性
ワイド流しはどのレースでも使えるわけではなく、得意・不得意があります。ここでは、ワイド流しが効果的に機能するレースの特徴や、避けたほうが良いケースを整理します。
堅いレースと荒れるレースの見極め
まず注目すべきは、レースの「波乱度」です。人気上位が安定して強い堅いレースでは、ワイド流しで複数的中を狙う戦略が有効です。一方、重馬場やハンデ戦など、波乱要素が多いレースでは、軸が飛ぶリスクが高くなります。
したがって、堅めのレースでは軸を人気馬に、荒れそうなレースでは中穴を軸にするなど、展開を読むことがポイントです。
馬場・距離・コース形態と相性
コースによってもワイド流しの有効性が変わります。例えば東京芝1600mのような直線の長いコースでは、末脚の鋭い差し馬を軸にした流しが決まりやすい傾向があります。
逆に中山や阪神のようにコーナーが多く小回りのコースでは、先行力のある馬を軸にすると安定しやすいです。レースごとの傾向を理解することで、ワイド流しの的中率を上げることができます。
頭数・人気分布での向き不向き
出走頭数が少ないと組み合わせが限定され、配当が低くなりがちです。10〜14頭程度の中頭数が、ワイド流しには最も向いています。また、人気が割れているレースでは配当妙味が生まれやすく、リターンを狙うチャンスです。
一方、18頭立てなど極端に多い場合は軸が崩れるリスクが高まるため、信頼度重視の軸選びが欠かせません。
見送り判断の基準
勝負レースを決めることも重要です。軸にできるほど信頼できる馬がいない場合や、オッズが低すぎる場合は「見送る勇気」を持ちましょう。
特に重賞レースなどは話題性が高く、多くの人が参加しますが、人気集中によるオッズ低下も起こりやすいです。無理に手を出さず、自信のある条件戦や平場戦を選ぶのも立派な戦略です。
・中頭数(10〜14頭)
・人気が分散している
・芝の直線が長いコース
・軸にできる安定馬がいる
具体例:東京芝1600mの条件戦。軸に上がり最速の差し馬を選び、相手に先行馬3頭を流す構成。直線で差し切ればワイド的中の可能性が高く、回収率を高めやすいパターンです。
- レース選びで的中率は大きく変わる
- 堅めのレースでは軸を人気馬に
- 中頭数・直線長いコースが狙い目
- 見送りも戦略の一つとして考える
情報源とツール活用法
次に、ワイド流しをより精度高く楽しむために役立つツールや情報源を紹介します。近年は無料で使えるデータサイトやアプリも増えており、情報をうまく使いこなすことが回収率向上のカギになります。
JRA公式データとJRA-VANの活用ポイント
JRA公式サイトでは、出馬表・成績表・払戻金などの基本データを確認できます。JRA-VANではさらに詳細な情報(騎手成績、馬場指数、ラップ分析など)が閲覧でき、軸馬選びに役立ちます。
特に「過去3走成績」と「コース別成績」を比較することで、軸にふさわしい安定馬を見つけることが可能です。
過去走・ラップ・脚質データの読み方
ワイド流しでは「安定して3着以内に入れる馬」を探すため、脚質やペースの分析が重要です。逃げ・先行・差し・追い込みといったタイプ別に成績を見れば、そのレースで有利な脚質がわかります。
また、過去走のラップ(1ハロンごとのタイム)を見ることで、スタミナ型か瞬発力型かを判断でき、軸選びの精度を高められます。
直前情報(枠順・馬場・気配・オッズ)の取り入れ方
レース前日や当日には、馬場状態や枠順、パドックでの気配などの情報も重要です。特にワイド流しでは軸が崩れると全て外れるため、「状態の良し悪し」を見極めることが不可欠です。
オッズの変動も見逃せません。午前中と直前で大きく変わることもあるため、最終的な配当バランスを確認してから購入しましょう。
無料/有料ツールの上手な使い分け
無料ツール(netkeiba、JRA-VANスマホアプリなど)で十分に情報を集められますが、より詳しい分析をしたい場合は有料プランも有効です。特に統計機能やAI予想を併用すると、軸馬の信頼度を定量的に把握できます。
ただし、情報はあくまで参考材料。最終判断は自分の分析をもとに行うのが、長期的に上達する近道です。
・JRA公式サイト(公的データ)
・JRA-VAN(脚質・ラップ分析)
・netkeiba(過去成績と人気傾向)
・パドック映像や馬体重速報(状態確認)
具体例:レース前日にJRA-VANで馬場指数を確認し、稍重と判明。脚質別の成績から「先行馬が有利」と判断し、差し馬を相手に選ぶ。結果的にワイド的中につながる、といった実践例もあります。
- JRA公式とJRA-VANを併用すると精度が高まる
- ラップや脚質分析で軸選びの信頼度を上げる
- 直前の馬場・枠順・オッズ変動を確認する
- 情報を活かすには、自分の判断軸を持つことが大切
実践テクニックと運用ルール
ここでは、ワイド流しを継続的に楽しみながら結果を出すための運用ルールとテクニックを紹介します。買い方を工夫するだけでなく、資金の使い方や振り返りの習慣を持つことで、無理なく上達していくことができます。
資金管理とステークス配分の基本
ワイド流しでは「一度にどれだけ賭けるか」を明確に決めておくことが大切です。おすすめは「1レースあたりの投資上限を全資金の5〜10%以内に抑える」方法です。これにより、連敗しても資金が尽きにくく、冷静に分析を続けられます。
また、1点あたりの購入金額を均等にするのが基本ですが、信頼度が高い組み合わせには少し多めに配分する「変則ステークス」も有効です。リスクとリターンのバランスを意識しましょう。
買い目を絞る基準とやめ時
的中率を上げるためには、買い目を絞る勇気も必要です。軸が信頼できない場合や展開が読めないレースは、あえて買わない選択が正解になることもあります。
また、調子が悪いと感じたときや、連続で外した後は一度休むのも大切です。無理に取り返そうとすると、判断が甘くなりやすいため、リズムを整えることを優先しましょう。
併用したい券種(複勝・馬連など)の使い分け
ワイド流しは安定した券種ですが、他の馬券と併用することでより柔軟な戦略が可能です。例えば、「複勝」で軸馬を保険的に押さえ、「ワイド流し」で広く当てる方法があります。
また、レースによっては「馬連」や「三連複」との併用で高配当を狙うのも効果的です。自分の得意な買い方を見つけることが、長く競馬を楽しむコツになります。
記録・振り返りで精度を上げる方法
購入履歴やレース結果をメモしておくことで、自分の傾向が見えてきます。例えば「軸の人気傾向」「相手の選び方」「的中時のパターン」を分析することで、次回の精度が格段に上がります。
無料アプリやスプレッドシートを使えば簡単に管理できるため、日々の記録を習慣化するのがおすすめです。続けるうちに、自然と買い方が洗練されていきます。
・1レースの投資は資金の10%以内に抑える
・買いすぎず、信頼度の高い軸を選ぶ
・負けたら一度立ち止まり、分析する
・記録をつけて自分の傾向を把握する
具体例:5レース連続で少額ずつ購入し、結果と傾向をメモに残す。軸馬の人気別成績を分析すると、「人気2〜4番人気を軸にした時の的中率が最も高い」と判明。これを次の週の戦略に反映し、安定した成績を実現できるようになります。
- 資金を管理することで冷静な判断ができる
- 買い目を絞る勇気が精度を高める
- 他券種との併用で柔軟な戦略を構築できる
- 記録と分析の継続が上達の近道
まとめ
ワイド流しは、軸となる1頭を中心に複数の相手に流すシンプルな買い方です。当たりやすく、初心者にも親しみやすい一方で、軸選びや点数設計を誤るとトリガミのリスクもあります。重要なのは「どのレースで」「どんな軸で」買うかを冷静に判断することです。
また、オッズや馬場、脚質などのデータを確認し、JRA公式やJRA-VANの情報を活用すれば、より精度の高い予想ができます。最初は少額で試しながら、自分の得意パターンを見つけていくのが上達への第一歩です。
競馬は運だけでなく、データと観察の積み重ねで結果が変わります。ワイド流しの仕組みを理解し、資金管理を意識しながら、自分なりのスタイルで長く楽しんでいきましょう。


