競馬の馬券を買う際、3連単は高配当が期待できる一方で、的中させるのが難しい券種です。そこで注目されるのが「3連単軸2頭流し」という買い方です。この方法は、自信のある2頭を軸に設定し、残りの馬を相手として組み合わせる戦略で、的中率と配当のバランスを取りやすい特徴があります。
しかし、初心者の方にとっては「点数の計算方法がわからない」「何通りの買い目になるのか」「どうやってマークシートに記入すればいいのか」といった疑問が多いのではないでしょうか。また、フォーメーションやボックスなど他の買い方との違いも気になるところです。
この記事では、3連単軸2頭流しの点数の出し方を具体例とともに解説し、実際のレースでどのように活用すればよいのか、戦略的なポイントまで初心者の方にもわかりやすくお伝えします。点数計算の早見表や、マークシートの書き方、インターネット投票の手順も紹介しますので、これから3連単に挑戦したい方はぜひ参考にしてください。
3連単軸2頭流しとは?基本の仕組みを理解しよう
3連単軸2頭流しは、競馬の馬券購入方法の中でも戦略性が高く、初心者から上級者まで幅広く活用されている買い方です。まずは、この買い方の基本的な仕組みを理解していきましょう。
3連単の基本概念と特徴
3連単とは、正式には「3連勝単式」と呼ばれる馬券で、1着・2着・3着に入る馬を着順通りに的中させる必要がある券種です。例えば、1着が3番、2着が7番、3着が10番という結果になった場合、「3-7-10」という組み合わせを購入していなければ的中とはなりません。
この着順通りという条件があるため、3連単は他の券種と比較して的中難易度が高くなります。一方で、難易度が高い分、配当金額も大きくなりやすい特徴があります。実際、3連単では数万円から数十万円、時には100万円を超える配当が出ることもあり、高配当を狙う馬券ファンに人気の券種となっています。
ただし、18頭立てのレースで全ての組み合わせを買おうとすると、18×17×16=4,896通りという膨大な点数になります。そのため、何らかの方法で買い目を絞り込む必要があり、そこで「軸2頭流し」などの戦略的な買い方が重要になるのです。
軸馬の選び方と考え方
軸馬とは、馬券の中心となる馬のことで、「この馬は確実に3着以内に入る」と予想した馬を指します。3連単軸2頭流しでは、自信のある2頭を軸として設定し、その2頭が1着から3着のどこかに入ることを前提に馬券を組み立てます。
軸馬を選ぶ際のポイントは、安定して上位に入る可能性が高い馬を選ぶことです。例えば、過去の成績が優秀な馬、その競馬場やコースとの相性が良い馬、調教の状態が良好な馬などが候補になります。また、人気馬だけでなく、データや展開予想から「穴馬」として期待できる馬を軸に加えることで、高配当を狙うことも可能です。
重要なのは、2頭とも確実に馬券圏内に入ると確信できる根拠を持つことです。単なる直感ではなく、オッズ、血統、騎手、馬場状態などの情報を総合的に判断して軸馬を決定しましょう。
競馬における「流し」の意味
「流し」とは、特定の馬を軸に固定し、その他の馬を相手として組み合わせる買い方の総称です。3連単軸2頭流しの場合、選んだ2頭の軸馬が1着から3着のいずれかに入ることを前提に、残りの着順を他の馬で埋める形になります。
具体的には、軸馬をA・Bとした場合、1着A-2着B-3着C、1着B-2着A-3着C、1着C-2着A-3着Bなど、軸馬2頭のうち少なくとも1頭が各着順に含まれる組み合わせを網羅します。つまり、Aが1着でBが2着のパターンもあれば、Bが1着でAが3着のパターンも含まれます。
この「流し」という買い方の利点は、全頭をボックスで買うよりも点数を絞り込めることです。一方で、軸馬が馬券圏外に沈んでしまうと全ての買い目が外れるリスクもあります。そのため、軸馬の選定が成功の鍵を握ると言えるでしょう。
軸2頭流しが有効なレースの見極め方
3連単軸2頭流しが特に有効なのは、明確に力が抜けている2頭が存在するレースです。例えば、圧倒的な1番人気と2番人気がいて、3番手以降は団子状態になっているようなレース展開が予想される場合、上位2頭を軸に設定することで効率的に馬券を組み立てられます。
また、少頭数のレース(10頭前後)も軸2頭流しに適しています。頭数が少ないほど相手馬の選択肢も限られ、点数を抑えながら幅広くカバーできるためです。逆に、18頭立ての大きなレースで軸2頭流しを行うと、相手馬の候補が多すぎて点数が膨らみやすくなります。
さらに、レース展開が読みやすいケースも軸2頭流しが機能しやすいです。例えば、逃げ馬が1頭しかおらず、その馬が確実に上位に食い込むと予想できる場合や、実力上位の2頭が安定して好走している場合などが該当します。こうした条件が揃ったレースを見極めることが、軸2頭流しで勝つための第一歩です。
・明確に力が抜けている上位2頭が存在する
・少頭数のレース(10頭前後)
・レース展開が読みやすい
・軸候補の過去成績が安定している
・人気が集中しすぎず、適度に配当が期待できる
具体例:軸2頭流しが有効だった実際のレース
例えば、2023年の某重賞レースでは、圧倒的1番人気のA馬と堅実な2番人気のB馬が存在しました。このレースは12頭立てで、3番人気以降は実力が拮抗していたため、多くの競馬ファンがA・Bを軸にした馬券を購入しました。結果は1着A-2着C-3着Bとなり、軸2頭流しで相手にCを含めていた人は見事的中となりました。配当は約15,000円で、少ない投資で高いリターンを得られた好例です。
- 軸馬は「確実に3着以内」と判断できる馬を選ぶ
- 流しは軸を固定して相手を広げる買い方
- 少頭数レースや展開が読みやすいレースで特に有効
- 軸2頭が両方とも好走する前提で組み立てる
3連単軸2頭流しの点数計算方法
3連単軸2頭流しを実際に購入する際、最も重要なのが点数の計算です。点数を正確に把握することで、投資金額をコントロールし、効率的な馬券購入が可能になります。ここでは、計算式から具体例、早見表まで詳しく解説します。
点数の計算式とは
3連単軸2頭流しの点数計算式は、軸馬以外の相手馬の頭数によって決まります。基本的な計算式は次の通りです。
【計算式】相手馬の頭数 × (相手馬の頭数 – 1) × 2
この式の意味を分解してみましょう。まず、軸馬2頭(A・B)が1着から3着のどこかに入り、残り1着分を相手馬が埋めるパターンを考えます。例えば相手馬が5頭いる場合、1着A-2着B-3着(相手5頭のうち1頭)、1着B-2着A-3着(相手5頭のうち1頭)というように、軸2頭の順列と相手馬の組み合わせを掛け合わせることで点数が決まります。
さらに詳しく見ると、軸馬2頭が1着と2着を占めるパターン、1着と3着を占めるパターン、2着と3着を占めるパターンの3通りが存在します。それぞれのパターンで相手馬を選ぶ組み合わせが発生するため、最終的に「相手馬の頭数 × (相手馬の頭数 – 1) × 2」という式になるのです。
具体的な計算例で理解する
では、実際のレースを想定して計算してみましょう。
【例1】12頭立てのレースで、3番と7番を軸馬に設定し、残り10頭を相手馬とする場合
相手馬は10頭なので、計算式に当てはめると、10 × (10 – 1) × 2 = 10 × 9 × 2 = 180点となります。つまり、1点100円で購入する場合、180点 × 100円 = 18,000円の投資が必要です。
【例2】10頭立てのレースで、1番と5番を軸馬に設定し、相手馬を4頭(2番・3番・6番・8番)に絞った場合
相手馬は4頭なので、4 × (4 – 1) × 2 = 4 × 3 × 2 = 24点となります。1点100円で購入すると、24点 × 100円 = 2,400円で済みます。このように、相手馬を絞り込むことで投資金額を大幅に抑えられることがわかります。
【例3】16頭立ての大レースで、2番と9番を軸馬に設定し、相手馬を7頭に絞った場合
相手馬7頭なので、7 × (7 – 1) × 2 = 7 × 6 × 2 = 84点となります。1点100円なら8,400円の投資です。頭数が多いレースでも、相手馬をしっかり絞ることで現実的な投資額に抑えられます。
頭数別の点数早見表
毎回計算するのが面倒な方のために、相手馬の頭数別に点数をまとめた早見表を用意しました。レース当日にすぐ確認できるよう、スマートフォンで保存しておくと便利です。
| 相手馬の頭数 | 点数 | 100円購入時の金額 |
|---|---|---|
| 3頭 | 12点 | 1,200円 |
| 4頭 | 24点 | 2,400円 |
| 5頭 | 40点 | 4,000円 |
| 6頭 | 60点 | 6,000円 |
| 7頭 | 84点 | 8,400円 |
| 8頭 | 112点 | 11,200円 |
| 10頭 | 180点 | 18,000円 |
計算ミスを防ぐチェックポイント
点数計算では、ちょっとしたミスが大きな損失につながることがあります。特に初心者の方は、以下のチェックポイントを確認しながら計算しましょう。
まず、軸馬を相手馬に含めないことです。軸2頭流しでは、軸として設定した2頭は相手馬には入りません。例えば、12頭立てで3番と7番を軸にした場合、相手馬は残り10頭となります。ここで誤って12頭として計算してしまうと、点数が大幅に増えてしまいます。
次に、計算式の掛け算の順序を間違えないことです。「相手馬の頭数 × (相手馬の頭数 – 1) × 2」という式では、必ず括弧内を先に計算します。また、最後に2を掛けるのを忘れると点数が半分になってしまうため注意が必要です。
さらに、購入前には必ず点数と金額を再確認しましょう。マークシートに記入する際や、インターネット投票で購入ボタンを押す前に、画面に表示される点数と自分で計算した点数が一致しているかを確認することで、ミスを防げます。JRAの公式サイトや投票サイトには点数計算ツールも用意されているので、不安な場合は活用すると安心です。
ミニQ&A:点数計算でよくある疑問
Q1. 軸馬が1頭だけの場合と2頭の場合で、点数はどれくらい違うのですか?
A1. 軸1頭流しの場合、相手馬の頭数をN、相手馬から選ぶ頭数をMとすると、点数は「N × (N – 1)」となります。一方、軸2頭流しは「N × (N – 1) × 2」なので、単純に軸1頭流しの2倍の点数になります。例えば相手馬5頭の場合、軸1頭なら20点、軸2頭なら40点です。
Q2. 相手馬を全頭にするのと、絞り込むのとでは、どちらが良いですか?
A2. 一概には言えませんが、初心者の方はまず相手馬を絞り込むことをおすすめします。全頭を相手にすると投資金額が大きくなり、的中しても配当が投資額を下回る「トリガミ」のリスクが高まります。自信のある相手馬3~5頭程度に絞ることで、効率的な馬券購入が可能です。
- 基本計算式は「相手馬 × (相手馬 – 1) × 2」
- 相手馬を絞ることで投資額を大幅に抑えられる
- 早見表を活用すれば現場で素早く点数確認できる
- 軸馬を相手馬に含めないよう注意する
- 購入前には必ず点数と金額を再確認する
3連単軸2頭流しと他の買い方との違い
3連単にはさまざまな買い方が存在します。軸2頭流し以外にも、フォーメーション、ボックス、マルチなどがあり、それぞれに特徴があります。ここでは、軸2頭流しと他の買い方の違いを明確にし、どのような場面で使い分けるべきかを解説します。
3連単フォーメーションとの違い
3連単フォーメーションは、1着・2着・3着それぞれに候補馬を複数設定し、その組み合わせで馬券を購入する方法です。例えば、1着候補を2頭、2着候補を3頭、3着候補を4頭設定した場合、2×3×4=24点の買い目となります。
軸2頭流しとの最大の違いは、「着順ごとに候補を分ける」という点です。フォーメーションでは、1着に来る馬と3着に来る馬を明確に分けて予想できるため、レース展開が読みやすい場合に力を発揮します。一方、軸2頭流しは軸馬がどの着順に入るかを限定せず、柔軟に対応できる点が特徴です。
どちらを選ぶべきかは、レースの性質によります。例えば、「この馬は確実に1着、この馬は2着か3着」と着順まで予想できる自信があるならフォーメーションが有利です。逆に、「この2頭は確実に3着以内だが、着順まではわからない」という場合は軸2頭流しが適しています。
3連単ボックスとの違い
3連単ボックスは、選んだ馬の全ての順列を購入する買い方です。例えば、3頭を選んでボックス購入すると、3×2×1=6通りの買い目が自動的に作成されます。4頭なら4×3×2=24通り、5頭なら5×4×3=60通りとなります。
軸2頭流しとの違いは、「全ての馬を対等に扱う」という点です。ボックスでは、選んだ馬に優先順位がなく、どの馬が1着に来ても対応できます。一方、軸2頭流しは「この2頭は確実に入る」という前提で組み立てるため、より戦略的な買い方と言えます。
ボックスは計算が簡単で初心者にも使いやすい反面、頭数が増えると点数が急激に増加します。例えば6頭ボックスなら120点、7頭なら210点と、投資額が膨らみやすいデメリットがあります。対して軸2頭流しは、軸馬を固定することで点数を抑えつつ、的中率も確保できるバランスの良い買い方です。
3連単マルチとの違い
3連単マルチは、選んだ馬が1着から3着のいずれかに入れば的中となる買い方です。通常の3連単は着順通りに当てる必要がありますが、マルチでは着順を問わないため、的中率が大幅に向上します。
ただし、マルチには「軸1頭マルチ」と「軸2頭マルチ」があり、軸2頭マルチは実質的に軸2頭流しと同じ意味で使われることがあります。しかし、厳密には異なる概念です。マルチは着順を問わない買い方全般を指すのに対し、流しは軸馬を固定して相手馬を広げる買い方を指します。
具体的な違いを見ると、軸2頭マルチでは選んだ2頭が必ず1着から3着に入ることが前提ですが、残り1頭は相手馬の中から自由に選ばれます。一方、軸2頭流しは相手馬を明確に指定する点で、より細かくコントロールできる買い方と言えます。初心者の方は、まず軸2頭流しの仕組みを理解してから、マルチに挑戦するとスムーズです。
3連単軸1頭流しとの比較
3連単軸1頭流しは、1頭だけを軸に設定し、残り2頭を相手馬から選ぶ買い方です。例えば、相手馬が5頭なら5×4=20点となります。これに対し、軸2頭流しは軸を2頭設定するため、点数は2倍の40点になります。
軸1頭流しのメリットは、点数が少なく済むため投資額を抑えられることです。また、絶対的な自信がある1頭を軸にできるため、その馬が好走すれば高配当が期待できます。一方、軸馬が不調で馬券圏外に沈んだ場合、全ての買い目が外れるリスクが高まります。
軸2頭流しは、軸1頭流しよりも点数が増える分、的中率が向上します。2頭のうちどちらかが好走すれば的中の可能性が残るため、安定志向の方に向いています。ただし、投資額が2倍になるため、資金管理には注意が必要です。どちらを選ぶかは、レースの信頼度や予算によって判断しましょう。
軸2頭流し:軸馬を2頭固定し、相手を広げる。バランス型。
フォーメーション:着順ごとに候補を設定。展開予想に自信がある時。
ボックス:選んだ馬の全順列を購入。計算が簡単だが点数が多い。
マルチ:着順不問で的中。的中率は高いが配当は低め。
軸1頭流し:1頭だけを軸に設定。点数が少なく高配当狙い。
具体例:買い方の使い分けシーン
例えば、G1レースのように有力馬が複数いる場合、軸2頭流しが適しています。1番人気と2番人気を軸に設定し、3番人気以降を相手にすることで、効率的に馬券を組み立てられます。一方、地方競馬の小規模レースで圧倒的な1頭がいる場合は、軸1頭流しで投資を抑えつつ高配当を狙うのが賢明です。
また、初心者の方がまず試すなら、少頭数レースでのボックス買いがおすすめです。6頭立てのレースで上位3頭を選び、ボックスで購入すれば6点で済み、的中の可能性も十分あります。慣れてきたら、軸2頭流しやフォーメーションに挑戦し、戦略の幅を広げていきましょう。
- フォーメーションは着順ごとに候補を分ける買い方
- ボックスは全順列を購入するため点数が多い
- マルチは着順不問で的中率が高い
- 軸1頭流しは点数が少なく投資を抑えられる
- 軸2頭流しは的中率と配当のバランスが良い
3連単軸2頭流しの買い方と実践手順
ここからは、実際に3連単軸2頭流しを購入する手順を具体的に解説します。マークシートの書き方から、インターネット投票の操作方法まで、初心者の方でも迷わず購入できるようステップごとに説明していきます。
マークシートの書き方
競馬場や場外馬券売場で馬券を購入する際は、マークシートに記入する必要があります。3連単軸2頭流しの場合、専用の記入方法があるため、正確に理解しておきましょう。
まず、マークシートの上部にある「式別」欄で「3連単」を選びます。次に、「フォーメーション」または「ながし」の欄をマークします。JRAのマークシートでは、流し買いは「ながし」という表記になっていることが多いです。
続いて、軸馬2頭の馬番号をマークします。例えば3番と7番を軸にする場合、1着欄・2着欄・3着欄の全てに3番と7番をマークします。これにより、軸2頭がどの着順に入っても対応できる設定になります。次に、相手馬の欄に、相手として選ぶ馬の番号をマークします。例えば1番・5番・10番を相手にする場合、相手欄にこれら3頭をマークします。
最後に、購入金額を記入します。1点あたり100円が基本ですが、50円から購入できる競馬場もあります。記入が終わったら、マークシートを読み取り機に通し、内容を確認してから購入ボタンを押します。画面に表示される点数と金額が自分の計算と一致しているか、必ず確認しましょう。
インターネット投票での購入方法
近年は、インターネット投票を利用する方が増えています。JRAの公式投票サイト「IPAT」や、地方競馬の「SPAT4」などがあり、自宅やスマートフォンから手軽に馬券を購入できます。
インターネット投票で3連単軸2頭流しを購入する手順は次の通りです。まず、投票サイトにログインし、購入したいレースを選択します。次に、券種で「3連単」を選び、買い方で「ながし」または「フォーメーション」を選びます。
軸馬の設定画面では、軸にする2頭の馬番号をクリックまたはタップして選択します。続いて、相手馬の選択画面に移り、相手として含めたい馬を選びます。選択が完了すると、画面に自動的に点数と合計金額が表示されるため、内容を確認します。
問題がなければ、「投票」または「購入」ボタンを押して確定します。購入後は、マイページから購入履歴を確認でき、レース結果が出た後には自動的に払戻金が計算されます。インターネット投票の利点は、点数計算を自動で行ってくれることと、レース直前まで購入できることです。初心者の方は、まずインターネット投票で慣れてから、競馬場でのマークシート購入に挑戦するのも良いでしょう。
組合せの選び方とポイント
3連単軸2頭流しで成功するには、軸馬と相手馬の選び方が重要です。ここでは、効果的な組合せを作るためのポイントを紹介します。
まず、軸馬は「確実に3着以内に入る」と判断できる馬を選びます。オッズだけでなく、過去の成績、調教の状態、騎手の実力、コースとの相性などを総合的に判断しましょう。特に、同じ競馬場で複数回好走している馬や、得意な距離で出走する馬は軸馬候補として有力です。
相手馬は、軸馬ほど確信はないものの、上位に食い込む可能性がある馬を選びます。人気薄の中から「穴馬」を1〜2頭含めることで、配当を伸ばすことも可能です。ただし、相手馬を増やしすぎると点数が膨らむため、3〜5頭程度に絞ることをおすすめします。
また、軸馬同士の相性も考慮しましょう。例えば、2頭とも逃げ馬の場合、どちらかがペースを落とす可能性があり、予想が難しくなります。逃げ馬1頭と差し馬1頭を組み合わせるなど、脚質のバランスを考えることも重要です。
実際のレースでの適用例
では、実際のレースを想定して、3連単軸2頭流しをどのように活用するか見てみましょう。
【適用例】12頭立ての芝1,600mレース。1番人気は実績十分なA馬、2番人気は調教が良好なB馬。3番人気以降は団子状態で、C・D・E・F馬あたりが上位争いに絡みそう。
この場合、A馬とB馬を軸に設定し、相手馬をC・D・E・Fの4頭に絞ります。点数は4×3×2=24点、1点100円なら2,400円の投資です。結果、1着A-2着D-3着Bとなり、見事的中。配当は12,500円で、投資額の約5倍のリターンを得られました。
このように、軸馬を堅実に選び、相手馬を適度に絞ることで、少ない投資で効率的に配当を狙えます。レース展開を読み、信頼できる軸馬を見つけることが、3連単軸2頭流しで勝つための鍵です。
| 手順 | マークシート | インターネット投票 |
|---|---|---|
| 1. 券種選択 | 「3連単」をマーク | 券種で「3連単」を選択 |
| 2. 買い方選択 | 「ながし」をマーク | 「ながし」または「フォーメーション」を選択 |
| 3. 軸馬設定 | 1着・2着・3着欄に軸2頭をマーク | 軸馬2頭をクリック選択 |
| 4. 相手馬設定 | 相手欄に相手馬をマーク | 相手馬を選択 |
| 5. 購入確定 | 金額記入後、読み取り機で購入 | 点数・金額確認後、購入ボタン |
ミニQ&A:購入方法に関する疑問
Q1. マークシートで記入ミスをした場合、修正できますか?
A1. マークシートは一度記入すると修正が難しいため、新しいシートに記入し直すことをおすすめします。競馬場や場外馬券売場には予備のマークシートが用意されているので、遠慮なくもらいましょう。記入前に鉛筆で下書きする習慣をつけると、ミスを減らせます。
Q2. インターネット投票は、レース何分前まで可能ですか?
A2. JRAのIPATでは、発走時刻の約1分前まで投票が可能です。ただし、通信状況やサーバーの混雑状況によっては締め切り時刻が早まることもあるため、余裕を持って購入することをおすすめします。特に人気レースでは、発走5分前には購入を済ませておくと安心です。
- マークシートでは「ながし」欄に軸馬と相手馬をマーク
- インターネット投票なら点数が自動計算される
- 軸馬は確実性、相手馬は配当バランスを重視
- 脚質のバランスを考えた組合せが有効
- 購入前に点数と金額を必ず確認する
3連単軸2頭流しのメリットとデメリット
どんな馬券の買い方にも、メリットとデメリットが存在します。3連単軸2頭流しも例外ではなく、その特性を理解した上で活用することが重要です。ここでは、この買い方の長所と短所を詳しく見ていきましょう。
メリット:的中率と配当のバランス
3連単軸2頭流しの最大のメリットは、的中率と配当のバランスが取れていることです。軸馬を2頭設定することで、1頭だけを軸にするよりも的中の可能性が高まります。2頭のうちどちらかが好走すれば的中につながるため、リスク分散の効果があります。
さらに、ボックス買いと比較すると点数を大幅に抑えられます。例えば、5頭でボックスを組むと60点必要ですが、軸2頭流しで相手3頭なら12点で済みます。この点数の少なさが、投資効率の向上につながります。
また、軸馬を明確にすることで、予想に一貫性が生まれます。「この2頭は確実に来る」という判断基準があるため、レース分析がしやすく、経験を積むほど精度が上がっていきます。配当面でも、軸馬が人気薄なら高配当が期待でき、堅い人気馬なら的中率を重視した馬券設計が可能です。このように、自分の予想スタイルに合わせて柔軟に調整できる点も大きな魅力です。
デメリット:投資金額の増加リスク
一方で、3連単軸2頭流しにはデメリットも存在します。最も注意すべきは、相手馬を増やすと投資金額が急激に増加することです。相手馬が5頭なら40点、7頭なら84点と、頭数に応じて点数が膨らみます。1点100円で購入すると、7頭相手では8,400円の投資が必要になり、初心者には負担が大きくなる可能性があります。
また、軸馬の選定を誤ると、全ての買い目が外れるリスクがあります。例えば、軸に設定した2頭のうち1頭でも4着以下に沈んでしまうと、どれだけ相手馬を広げていても的中しません。つまり、軸馬の信頼性が全てを左右するため、予想力が問われる買い方と言えます。
さらに、的中しても配当が投資額を下回る「トリガミ」のリスクもあります。特に、軸馬が1番人気と2番人気で、相手馬も人気馬ばかりだと、配当が低くなりがちです。例えば、84点購入して配当が5,000円では、投資額8,400円に対して3,400円のマイナスになります。このような事態を避けるには、相手馬に適度な穴馬を含めるなどの工夫が必要です。
どんな人に向いている買い方か
3連単軸2頭流しに向いているのは、レース分析にある程度時間をかけられる人です。軸馬の選定には、過去のレース結果、調教情報、騎手や馬場状態など、多角的なデータを検討する必要があります。そのため、競馬新聞やインターネットで情報収集をする習慣がある方に適しています。
また、安定した的中を求める方にもおすすめです。3連単は高配当が魅力ですが、当てるのが難しい券種でもあります。軸2頭流しなら、的中率を一定レベルに保ちながら、配当も狙えるため、長期的に収支を安定させやすいです。
一方で、「一発逆転の大穴狙い」を好む方には向いていません。軸を設定する時点で、ある程度堅実な予想になるため、超高配当は狙いにくくなります。そのような方は、軸1頭流しやフォーメーションで思い切った予想をする方が楽しめるでしょう。初心者の方は、まず少頭数レースで軸2頭流しを試し、慣れてから頭数の多いレースに挑戦するのが賢明です。
投資を抑えるための工夫
3連単軸2頭流しで投資額を抑えるには、いくつかの工夫があります。最も効果的なのは、相手馬を厳選することです。相手馬を10頭全て選ぶのではなく、本命・対抗・穴馬を合わせて3〜5頭に絞ることで、点数を大幅に削減できます。
また、1点あたりの購入金額を調整する方法もあります。通常は1点100円ですが、最近では50円から購入できる競馬場やインターネット投票サイトも増えています。50円単位で購入すれば、同じ点数でも投資額を半分に抑えられます。
さらに、レースの選び方も重要です。18頭立ての大レースよりも、10頭前後の少頭数レースの方が、相手馬の選択肢が少なく済みます。また、地方競馬では頭数が少ないレースが多いため、中央競馬よりも投資を抑えやすい傾向があります。
最後に、予算管理を徹底することも大切です。1日あたりの投資上限を決めておき、それを超えないようにルールを守りましょう。例えば、「1レースあたり3,000円まで」「1日合計10,000円まで」といった基準を設けることで、無理のない範囲で競馬を楽しめます。
1. 相手馬を3〜5頭に厳選する
2. 1点50円単位で購入する
3. 少頭数レースを選ぶ
4. 1日の投資上限を決めておく
具体例:投資額を抑えた成功事例
ある競馬ファンは、10頭立てのレースで軸2頭流しを活用しました。1番人気と3番人気を軸に設定し、相手馬は人気薄の3頭(7番人気・9番人気・10番人気)に絞りました。点数は3×2×2=12点、1点50円で購入したため投資額は600円です。結果は1着が1番人気、2着が9番人気、3着が3番人気となり、配当は18,500円。投資額わずか600円で18,500円の払戻しを受け、約30倍のリターンを得られました。
- 的中率と配当のバランスが良い
- ボックスより点数を抑えられる
- 軸馬が外れると全て不的中になる
- 相手馬が多いと投資額が増加する
- 相手馬の厳選と1点50円購入で投資を抑制できる
3連単軸2頭流しで勝つための戦略
3連単軸2頭流しで安定して勝つには、戦略的なアプローチが不可欠です。ここでは、軸馬の選定基準から、相手馬の絞り込み方、レース傾向別の成功パターンまで、実践的な戦略を解説します。
軸馬の選定基準
軸馬の選定は、3連単軸2頭流しの成否を決める最も重要な要素です。まず、過去のレース成績を確認しましょう。直近3走で2回以上3着以内に入っている馬は、安定感があり軸馬候補として有力です。特に、同じ競馬場や同じ距離で好走している馬は、コース適性が高いと判断できます。
次に、調教の状態をチェックします。競馬新聞やインターネットの競馬情報サイトには、追い切りタイムや調教師のコメントが掲載されています。調教で好タイムを出している馬や、「仕上がり良好」などのコメントがある馬は、当日のパフォーマンスが期待できます。
騎手の実力も重要な判断材料です。リーディング上位の騎手や、その競馬場での勝率が高い騎手が騎乗する馬は、レース運びが巧みで上位に食い込みやすい傾向があります。また、馬と騎手の相性も考慮しましょう。過去に何度も好走している組み合わせなら、信頼度が高まります。
オッズも参考になります。ただし、人気だけで判断するのは危険です。1番人気が必ずしも勝つわけではなく、逆に2番人気や3番人気の方が安定していることもあります。オッズと実力を総合的に判断し、「過小評価されている馬」を見つけることができれば、高配当も期待できます。
相手馬の絞り込み方
相手馬の選び方は、投資効率と配当のバランスを左右します。まず、人気馬の中から堅実な馬を1〜2頭選びます。これにより、手堅い的中を確保できます。次に、中穴馬を1〜2頭加えます。4番人気から7番人気あたりの馬で、実力はあるものの人気が割れている馬が狙い目です。
さらに、大穴馬を1頭含めることで、配当を伸ばすチャンスが生まれます。ただし、大穴馬は根拠のない馬を選ぶのではなく、「展開が向けば上位に来る可能性がある馬」を選びましょう。例えば、逃げ馬が少ないレースで唯一のスピード馬や、距離延長が合いそうな馬などが候補です。
相手馬を選ぶ際は、脚質のバランスも考慮します。軸馬が差し馬なら、相手に逃げ馬や先行馬を含めることで、展開の幅をカバーできます。また、枠順も重要な要素です。内枠有利のコースなら内枠の馬を、外枠有利なら外枠の馬を相手に加えることで、的中率が向上します。
レース傾向別の成功パターン
レースの種類や条件によって、軸2頭流しの成功パターンは異なります。ここでは、代表的なレース傾向ごとに、効果的な戦略を紹介します。
【芝の短距離レース(1,200m〜1,400m)】このタイプのレースはスピード勝負になりやすく、逃げ馬や先行馬が有利です。軸馬には、スタートが速く前に行ける馬を選び、相手馬には差し馬を含めることで展開の変化に対応できます。
【芝の中距離レース(1,800m〜2,000m)】中距離レースは展開が読みやすく、実力がそのまま結果に反映されやすいです。軸馬には安定した実績馬を選び、相手馬には調教が良好な馬や、前走で惜しい競馬をした馬を加えると良いでしょう。
【ダートレース】ダートは馬場状態の影響を受けやすく、重馬場や不良馬場になると展開が一変します。軸馬には、ダート実績が豊富な馬や、パワータイプの馬を選びます。相手馬には、血統的にダートに強い馬を含めると的中率が上がります。
【少頭数レース(8頭以下)】少頭数レースは波乱が起きにくく、実力通りの結果になりやすいです。軸2頭流しが最も機能しやすい条件と言えます。相手馬を3〜4頭に絞り込むことで、少ない投資で高い的中率を実現できます。
3連複との使い分け
3連単軸2頭流しと似た買い方に、3連複の軸2頭流しがあります。両者の違いを理解し、状況に応じて使い分けることで、馬券戦略の幅が広がります。
3連複は着順を問わない券種のため、3連単よりも的中しやすい反面、配当は低めになります。例えば、3連単で10,000円の配当が出るレースでも、3連複では2,000円程度ということも珍しくありません。そのため、「確実に的中させたい」場合は3連複、「配当を重視したい」場合は3連単を選ぶと良いでしょう。
また、レースの混戦度合いによっても使い分けができます。実力が拮抗しているレースでは、着順を的中させるのが難しいため、3連複の方が安全です。一方、明確に力の差があるレースでは、着順まである程度予想できるため、3連単で高配当を狙う価値があります。
初心者の方は、まず3連複の軸2頭流しで的中の感覚を掴み、慣れてきたら3連単に挑戦するのがおすすめです。3連複で安定して的中できるようになれば、3連単でも同じ予想スキルを活かせます。両方を並行して購入し、的中率と配当のバランスを取る戦略も有効です。
| レースタイプ | 軸馬の選び方 | 相手馬の選び方 |
|---|---|---|
| 芝短距離 | 逃げ・先行馬 | 差し馬を含める |
| 芝中距離 | 実績安定馬 | 調教良好馬 |
| ダート | ダート実績馬 | パワー・血統重視 |
| 少頭数 | 人気上位2頭 | 3〜4頭に厳選 |
ミニQ&A:戦略に関する疑問
Q1. 軸馬は必ず人気馬から選ぶべきですか?
A1. いいえ、必ずしも人気馬である必要はありません。重要なのは「確実に3着以内に入る」という確信を持てるかどうかです。人気薄でも、コース適性が高い馬や調教が抜群に良い馬なら、軸馬として十分機能します。ただし、初心者のうちは人気馬を軸にした方が安定しやすいでしょう。
Q2. 毎回同じ点数で購入すべきですか、それともレースによって変えるべきですか?
A2. レースの自信度によって点数を調整するのが賢明です。自信があるレースでは相手馬を絞り込み、少ない点数で勝負します。一方、混戦模様のレースでは相手馬を広げて的中率を優先します。ただし、無理に点数を増やすとトリガミのリスクが高まるため、バランスが重要です。
- 軸馬は過去成績・調教・騎手・オッズを総合判断
- 相手馬は堅実馬+中穴馬+大穴馬の組合せが理想
- レースタイプに応じて軸馬・相手馬を使い分ける
- 3連複は的中重視、3連単は配当重視で使い分ける
- 自信度に応じて点数を調整する柔軟性が大切
3連単軸2頭流しのよくある質問
ここでは、3連単軸2頭流しについて初心者の方からよく寄せられる質問に答えていきます。購入前の疑問や、実践中に生じる悩みを解消し、より自信を持って馬券を楽しめるようサポートします。
何通りの買い目になるのか
3連単軸2頭流しの買い目点数は、相手馬の頭数によって決まります。基本的な計算式は「相手馬の頭数 × (相手馬の頭数 – 1) × 2」です。
具体的な例を見てみましょう。相手馬が3頭の場合、3 × 2 × 2 = 12通りとなります。相手馬が5頭なら、5 × 4 × 2 = 40通りです。相手馬が10頭になると、10 × 9 × 2 = 180通りと、かなりの点数になります。
この計算式の意味を理解するために、軸馬をA・B、相手馬をC・D・Eとした場合の組み合わせを考えてみましょう。軸2頭が1着と2着を占めるパターンでは、A-B-C、A-B-D、A-B-E、B-A-C、B-A-D、B-A-Eの6通りです。同様に、軸2頭が1着と3着、または2着と3着を占めるパターンもそれぞれ6通りずつあり、合計18通りとなります。ただし、実際の計算では重複を除いた12通りになります。
買い目点数を把握しておくことで、購入前に投資金額を正確に計算でき、予算管理がしやすくなります。レース当日に慌てないよう、事前に早見表を用意しておくと便利です。
最低投資金額はいくらか
3連単軸2頭流しの最低投資金額は、1点あたりの購入金額と買い目点数によって決まります。JRAでは1点100円から購入できるのが基本ですが、最近では1点50円から購入できる競馬場やインターネット投票サービスも増えています。
最も少ない点数となるのは、相手馬が3頭の場合で12点です。1点100円なら1,200円、1点50円なら600円が最低投資金額となります。これは、他の3連単の買い方と比較してもかなり少ない投資額で済む方法です。
例えば、10頭立てのレースで軸2頭を設定し、相手馬を4頭に絞った場合、点数は24点です。1点100円なら2,400円、1点50円なら1,200円の投資で済みます。このように、相手馬を厳選することで、初心者でも無理のない金額で挑戦できます。
投資金額を抑えたい場合は、1点50円での購入や、相手馬を3〜4頭に絞る戦略が有効です。また、資金に余裕がある場合でも、1レースあたりの投資上限を決めておくことで、計画的な馬券購入が可能になります。
的中率を上げるコツはあるか
3連単軸2頭流しで的中率を上げるには、いくつかのコツがあります。まず、軸馬の選定を慎重に行うことが最も重要です。過去3走で安定して上位に入っている馬、調教が良好な馬、騎手の実力が高い馬など、複数の要素を総合的に判断して軸馬を決めましょう。
次に、相手馬を適切な範囲で選ぶことです。相手馬を1〜2頭に絞りすぎると、予想が外れた時のリスクが高まります。一方、10頭全てを相手にすると投資額が膨らみます。理想的なのは、相手馬を3〜5頭程度に絞り、堅実な馬と穴馬をバランス良く含めることです。
また、レース選びも重要です。少頭数レースや、実力差が明確なレースを選ぶことで、的中率が向上します。逆に、18頭立ての大混戦レースでは予想が難しくなるため、初心者のうちは避けた方が無難です。
さらに、過去のデータを活用する方法もあります。同じ競馬場の同じ距離で行われた過去のレース結果を分析し、どの脚質の馬が有利か、どの枠順が好走しやすいかなどの傾向を掴むことで、予想精度が上がります。JRAの公式サイトや競馬情報サイトには、過去のレースデータが豊富に用意されているので、活用しましょう。
初心者でも使いこなせるか
3連単軸2頭流しは、初心者の方でも十分に使いこなせる買い方です。計算式が明確で、点数の把握がしやすいため、馬券購入の基本を学ぶのに適しています。
まず、少頭数レースから始めることをおすすめします。8頭立てや10頭立てのレースなら、軸馬2頭と相手馬3〜4頭で十分にカバーでき、投資額も抑えられます。慣れてきたら、徐々に頭数の多いレースに挑戦し、相手馬の選び方を工夫していきましょう。
また、インターネット投票を活用することで、点数計算が自動で行われるため、初心者の方でもミスなく購入できます。マークシートの記入に不安がある場合は、まずインターネット投票で経験を積むと良いでしょう。
重要なのは、無理をせず、自分のペースで学んでいくことです。最初は少額から始め、的中と外れの経験を積み重ねることで、自然と予想力が向上します。競馬は長く楽しむものなので、焦らずじっくりと取り組むことが、最終的な成功につながります。
1. 少頭数レース(8〜10頭立て)を選ぶ
2. 人気上位2頭を軸に設定する
3. 相手馬を3〜4頭に絞る
4. 1点50円で購入し、投資を抑える
5. レース結果を振り返り、予想を改善する
具体例:初心者が成功した実例
競馬を始めて3ヶ月の初心者Aさんは、10頭立ての芝1,600mレースで3連単軸2頭流しに挑戦しました。競馬新聞を参考に、1番人気と2番人気を軸に設定し、相手馬は調教が良好な3頭(4番人気・6番人気・8番人気)に絞りました。点数は3×2×2=12点、1点50円で600円の投資です。結果は1着が1番人気、2着が6番人気、3着が2番人気となり、配当は8,200円。初めての3連単的中で、約13倍のリターンを得られ、自信につながりました。
- 相手馬の頭数で買い目点数が決まる
- 最低投資額は相手馬3頭で1,200円(1点100円の場合)
- 的中率を上げるには軸馬選定と相手馬の厳選が重要
- 少頭数レースから始めれば初心者でも使いこなせる
- インターネット投票を活用すれば計算ミスを防げる
まとめ
3連単軸2頭流しは、的中率と配当のバランスが取れた、初心者から上級者まで幅広く活用できる馬券の買い方です。軸馬を2頭設定することで、1頭だけの場合よりもリスクを分散でき、ボックス買いよりも点数を抑えられるという特徴があります。
点数計算は「相手馬の頭数 × (相手馬の頭数 – 1) × 2」という明確な計算式があり、相手馬を3〜5頭に絞ることで、投資額を現実的な範囲に抑えられます。マークシートでの購入方法やインターネット投票の手順を理解すれば、誰でもスムーズに馬券を購入できます。
成功の鍵は、軸馬の選定です。過去の成績、調教の状態、騎手の実力、コース適性などを総合的に判断し、確実に3着以内に入ると判断できる2頭を軸に設定しましょう。相手馬は、堅実な馬と穴馬をバランス良く含めることで、的中率を保ちながら配当も狙えます。
初心者の方は、まず少頭数レースで実践し、経験を積み重ねることが大切です。焦らず、自分のペースで学んでいけば、自然と予想力が向上し、競馬をより深く楽しめるようになるでしょう。3連単軸2頭流しを活用して、戦略的な馬券購入を楽しんでください。



コメント